2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2023
Honorable Mention

場のデザイン
23NHA020004
竹箆舎ー割竹を用いた仮設舞台ステージでの野外演劇の上演ー
原 良輔(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
成枝 大地(九州大学工学部建築学科)
湯免 鮎美(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
北島 千朔(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
樋口 紗矢(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
濵﨑 拳介(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
李 一諾(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
塘口 慧(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
Chikwanha Takudzwa(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
Matheus Cordeiro(九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻)
齋藤 巧(九州大学工学部建築学科)
碓井 和佳奈(九州大学工学部建築学科)
髙田 侑輝(九州大学工学部建築学科)
日隈 貴斗(九州大学工学部建築学科)
森 康晟(九州大学工学部建築学科)
喜多川 寛汰(九州大学工学部建築学科)
菊池 慎太郎(九州大学工学部建築学科)
濵田 輝(九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻メディアデザインコース)
戸塚 有輝(九州大学芸術工学部芸術情報設計学科)
田中 琴子(九州大学芸術工学部芸術工学科音響設計コース)
全国の里山で放置竹林が問題となっており竹は厄介者として扱われている。竹の建材としての可能性、空間の魅力を伝えるために竹を用いた仮設舞台ステージ『竹箆舎』を竹林の中に建設し、野外演劇公演を行った。竹林を借景とした演劇鑑賞体験は地域の方々にとって竹の価値を再認識するきっかけとなり、シビックプライドを形成することを目指した。
ユニット化による強度のばらつきの平均化、舞台として実際の活用方法を提示するなど、実践的なアウトプットを評価したい。また、本プロジェクトでは建築資材を敷地内から調達している。それにより竹林整備と同時に、竹が地面に自生した状態から建材に至るまでの循環的過程を使い手が想起できる点も良い。建築をきっかけとして社会全体で竹林活用が促されることにも期待したい。