2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2024
Honorable Mention
場のデザイン
24NHA020020
落語空間おちばー都市に落語の風景をー
中山 亘(東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻)
髙橋 侑臣(日本大学理工学部建築学科)
堀江 優菜(東京大学教養学部理科一類)
鹿野 陸人(日本大学理工学部建築学科)
中川 功大(東京大学工学部建築学科)
沼口 佳代(鹿児島大学大学院理工学研究科建築学専攻)
木村 真生(早稲田大学創造理工学部建築学科)
本多 響(日本大学大学院理工学研究科建築学専攻)
松浦 雄一郎(国際医療福祉大学医学部医学科)
上運天 英蔵(早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム専攻)
田邉 圭晃(東京工業大学大学院環境・社会理工学院建築学系)
田川 直樹(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)
落語空間おちばとは、都市に落語没入の場(落ちの場)をデザインすることで、街なかに落語が溶け込んだ日常を描いていくプロジェクトです。かつて道端で小噺を披露したことから始まった落語の原風景を現代に再現し、新たな都市体験を創出します。場所と演目をもとに落語の要素を再構築することで、想像の世界へといざなう落ちの場が生まれます。
落語と建築の融合を目指した独自の社会実装プロジェクトで、現代の都市生活に落語の魅力を再生する試みが際立っている。落語の伝統を現代の空間に落とし込み、観客の想像力を喚起する場をデザインすることで、落語の新たな体験を提供しようとしている。特に、落語の構成要素を再構築し、あらゆる場所で即席の「落ちの場」を展開できる柔軟性は、都市生活の中に落語を溶け込ませる可能性を示唆している。