2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2025
Honorable Mention

Category
場のデザイン
受賞番号
25NHA020003
Title
大きな道の小さな旅 ~離婚してもいい家を目指す集住体の提案~
受賞者
伊藤 航生(愛知工業大学工学部建築学科)
作品の概要
小学4年生のとき私の両親は離婚した。両親や親戚を含めた人々が共存し続けられるような集住体をつくり、離婚してもいい家を目指すそんな卒業設計である。本提案では記念日などの祝い事のときには集まり、喧嘩したときには離れて暮らす、そのようなゆとりある共同体をつくっていく。
審査委員による評価
自身の両親が離婚したという経験を元に、離婚した家族や、地域の人々が緩やかに繋がりながら住める場を設計しているところを評価した。「せどのみち」という井戸を介して地域の人々が繋がる裏道を復活させているところも良い。高低差を利用して、繋がり方を変化させることで、地域の人が擬似家族として暮らせる街に魅力を感じる。日本は今や単身世帯が全世帯の40%にもなる。繋がりを地域で持つことがますます重要になってきている世の中において意義深いプロジェクトでもある。