2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2025
Honorable Mention

Category
場のデザイン
受賞番号
25NHA020017
Title
橋梁下でくつろぐー忌避される空間から訪れたくなる空間へー
受賞者
沖原 光紀(千葉大学大学院融合理工学府創成工学専攻デザインコース)
作品の概要
水面反射を活用して橋の下の魅力を引き出す空間。暗く湿った印象から敬遠されがちな橋の下に着目し、美しい水面や響く音、外から切り取られた独特の感覚といった、この場所ならではの魅力を伝え、町の方に体験してもらうことで、愛着を育み、町の隙間空間の新たな可能性の再発見を目指した。ヤマハ株式会社との産学協同研究による作品。
審査委員による評価
映像を見る限り橋桁に投影された光が美しそうである。水面のゆらぎをプロジェクターで投影するというシンプルなものであるが、橋桁の暗いイメージを払拭している。水面の揺らぎが通る人の行動によって生まれるという点も良い。橋桁の多い足立区においてそれぞれの橋桁に違う揺らぎを投影できると、河辺の空間はもっと楽しいものになるであろう。