2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2025
Honorable Mention

Category
場のデザイン
受賞番号
25NHA020023
Title
境界を介質として——ジェネレーティブ・デザインによる四ツ谷駅の都市メディア空間の探索
受賞者
ZHU YITONG(工学院大学大学院工学研究科建築学専攻)
作品の概要
本提案は、ジェネレーティブ・デザインを手段として駅空間における多義的な公共領域を実践的に生成する試みである。ボトムアップ(bottom-up)のパラメトリック規則により、人流・機能・環境要素を統合し、滞留や交流を誘発する空間を自律的に生成することで、駅を単なる通過点から関係が重層する「場域」へと転換することを狙う。
審査委員による評価
ジェネレーティブデザインの実践として東京四ツ谷駅周辺をピックアップしたことが非常に面白い。ここは江戸期からの歴史的文脈に加えて地理的にも交通網的にも多様な事象が交差し、今も変化を続けており、ここに日々コミットしている人々のエントロピーも含めればそれらのアルゴリズム同士の相乗効果から生み出される形体、空間がこのようなダイナミックな形状をしていることはイメージのさらに先を見せてくれた。新鮮な驚きがある。