2026年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2026
Honorable Mention

Category
場のデザイン
受賞番号
26NHA020032
Title
墓と共生する人、人と共生する墓
受賞者
櫻井 陽一朗(東京大学工学部建築学科)
作品の概要
建築をデザインするとき、対象とする敷地が法的に保障されていることが所与とされる。近代科学的な建築教育では、法的に個人の権利が保障されているという前提に立ち、土地への法的権利のある人たちだけをクライアントとしてきた。本設計ではこの「当たり前」への疑問を起点とし、コンゴ民主共和国のルジジ墓地に住む人たちの生活を考えた。
審査委員による評価
墓は現代において大きな問題の一つである。墓をつくれる場所は都市の中心から郊外へと移り、「そもそも墓は本当に必要なのか」という議論もある。一方で、すでに存在している墓地を、ただ墓地としてそのまま残しておくだけでよいのか。せっかく都市の中に存在する場所なのであれば、墓をもっとポジティブに捉え、一つの都市空間として考え直すことができるのではないか。その発想に共感した。