2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2025
Honorable Mention

仕組みのデザイン
25NHA040019
どすこい授業部屋
畠中 智大(法政大学デザイン工学部システムデザイン学科)
奥村 夏鈴(法政大学デザイン工学部システムデザイン学科)
佐藤 徹太(法政大学デザイン工学部システムデザイン学科)
藤岡 真生(法政大学デザイン工学部システムデザイン学科)
自学自習を行う中学生が力士姿のAI生徒に授業を行い、AIに教わるのではなく自分の言葉で“教える”ことで思考力・表現力を高める学習サービスです。AIは正誤判定をせず説明の不足を質問で補い、達成感やゲーム感覚の演出で学びを継続させます。教育現場や社会に主体的な学びを広げ、自力で考え抜く力を根付かせることを目指します。
正解を持つAIに「教わる」のではなく、自らが「教える」ことを通じて考える習慣付けをするという着想、加えて習慣付けプロセスを筋トレと捉え、その筋力をつけて強くなるプロセスと力士の稽古を重ね合わせたことで、親しみを持ちながら問題にチャレンジできるプログラムとしてのバランス良い設計を評価した。逆転の発想でAIを使いこなしてラーニング・成長の機会を作り出すことは、現代の教育における重要な視点といえる。さらなるブラッシュアップを重ね、社会実装に向けての展開を期待している。